新型 偏光ゼーマン原子吸光光度計 「ZA4000」シリーズ4機種を発売 日立ハイテクサイエンス
株式会社日立ハイテクサイエンスより、偏光ゼーマン原子吸光光度計「ZA4000」シリーズがリリースされました。
複数元素の連続測定を実現し、高精度かつ効率的な分析業務に貢献
4種類のラインアップ
1.フレーム・グラファイトファーネス両用機 「ZA4000」
2.フレーム専用機 「ZA4300」
3.グラファイト専用機 「ZA4700」
4.ラピッドシーケンシャルフレーム機 「ZA4800」
:複数元素の連続測定を実現
製品特徴
1.偏光ゼーマン補正法とデュアル検知方式の融合による高い分析精度の提供
偏光ゼーマン補正法は、高精度なバックグラウンド補正および全波長領域において安定したベースラインの実現が可能です。またデュアル検知方式との併用により、精度の高い分析を提供します。40年以上の実績を持つ安心で高品質な分析機能の搭載により、お客さまの分析業務に貢献します。
2.複数元素の連続測定の実現による分析時間の短縮
ラピッドシーケンシャルフレーム機「ZA4800」においては、新設計の回折格子機構とホロカソードランプの4本同時点灯により、同一試料に対し最大12元素の連続測定を実現しました。試料を導入し波長を切り替えながら、連続して複数の元素を測定することができ、お客様の分析時間短縮に貢献します。
3.ユーザーフレンドリーな機能の搭載
グラファイトファーネス測定を用いた極微量分析において、新たに搭載した診断機能で装置からのコンタミネーションを検知し、測定前の装置の状態確認や異常発生時の原因分析などにかかる時間と手間を軽減します。
フレーム測定では試料注入、測定終了のタイミングを自動判断し音声でお知らせする機能や一定の吸光度を確認した試料において自動で測定を開始するオートスタート機能など、ソフトウェアによる測定サポート機能を搭載しており、誰でも簡単に分析業務を実施できます。
4.環境に配慮した設計
偏光ゼーマン補正法による測定開始までのウォーミングアップ時間の短縮やラピッドシーケンシャルフレーム機「ZA4800」に搭載した新機能による測定時間の短縮に加え、一定時間経過するとホロカソードランプを自動で消灯する省電力モードを搭載することで、消費電力削減やホロカソードランプ交換回数が減ることによる廃棄物量削減に貢献します。
また、フレーム・グラファイトファーネス両用機「ZA4000」では、一定の待機時間を超えた場合、自動で冷却水の通水を停止する節水モードを搭載し水使用量も削減するなど、環境に配慮した製品設計をしています。
型式 | ZA4000 | ZA4300 | ZA4700 | ZA4800 |
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分析法 | フレーム グラファイトファーネス | フレーム | グラファイトファーネス | フレーム (ラピッドシーケンシャル) |
測定モード | 原子吸光および炎光 | 原子吸光および炎光 | 原子吸光および炎光 | 原子吸光および炎光 |
測光方式 | ダブルビーム方式 | ダブルビーム方式 | ダブルビーム方式 | ダブルビーム方式 |
バックグラウンド補正法 | ・偏光ゼーマン補正法 (フレーム/グラファイトファーネス) ・近接波長によるオフセット (炎光法) | ・偏光ゼーマン補正法 (フレーム/グラファイトファーネス) ・近接波長によるオフセット (炎光法) | 偏光ゼーマン補正法 | ・偏光ゼーマン補正法 (フレーム/グラファイトファーネス) ・近接波長によるオフセット (炎光法) |
ランプ装着本数 | 8本 (ターレット方式) 同時点灯2本 | 8本 (ターレット方式) 同時点灯2本 | 8本 (ターレット方式) 同時点灯2本 | 8本 (ターレット方式) 同時点灯4本 |
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