シリーズ一新! 微量ガス分析計 AP-380シリーズ HORIBA
ながらく販売されてきた微量ガス分析計AP-370シリーズが、このたびAP-380シリーズに一新されます。
「AP-380シリーズ」は、大気の環境モニタリングに加え、半導体・センサー・電子部品などの製造エリアにおける分子状汚染物質の監視や、ガス製造プロセス中の不純物の監視、自動車内の空気質検査など、多様なニーズに対応する超微量ガス分析計です。カスタマイズ性の高いモジュール設計※1をガス測定部に採用することで、従来は困難とされていたガス測定部単体での提供も可能になりました。これにより装置や既存設備への組み込みなど、お客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能となりました。
〈主な特長〉
〇ガス測定部のモジュール設計により、高いカスタマイズ性とダウンタイムの最小化を実現
〇ソフトウェアの刷新とフルリモート機能により、作業効率を向上
〇水銀フリーをはじめ徹底した環境負荷低減設計
〇各種ガスをナノレベルかつワイドレンジで測定可能
■APNA-380
【測定成分】
窒素酸化物(NOx)、一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2)、アンモニア(NH3)※
【アプリケーション例】
● 光触媒のガス濃度管理
● 脱硝触媒の性能評価実験
● クリーンルームの雰囲気監視
【測定原理】
化学発光方式
※ 酸化触媒ユニットとの組み合わせによる測定
〈特長〉
●NOxとNOラインを高速に切り替え、NOx、NO2、NOを同時に測定
●排気がクリーンなオゾン発生器を採用し、環境負荷を低減
●8つのレンジから、最適な測定レンジを選択可能(固定レンジ/オートレンジ選択可能)
■APSA-380
【測定成分】
二酸化硫黄(SO2)、硫化水素(H2S)※1
【アプリケーション例】
● ビールなど飲料のオフフレーバー監視
● 燃料電池導入ガスの脱硫監視
● DAC※2の脱硫触媒の劣化監視
【測定原理】
紫外線蛍光方式(UVF)
※1 酸化触媒ユニットとの組み合わせによる測定
※2 DAC:Direct Air Capture(直接空気回収装置)
〈特長〉
●UVランプ光量の低下時も、内蔵の補正機能により長期的に安定した測定を実現
●UV蛍光検出器とHCカッター(芳香族炭化水素除去器)を最適に配置することにより、湿気や共存成分による干渉を低減
●8つのレンジから、最適な測定レンジを選択可能(固定レンジ/オートレンジ選択可能)
■APOA-380
【測定成分】
オゾン(O3)
【アプリケーション例】
● 食品工場のオゾン管理
● 下水処理場でのオゾン処理監視
● タイヤ製造におけるオゾン発生量の監視
● ディスプレイ製造ラインでの設備管理
【測定原理】
クロスモジュレーション式非分散形紫外線吸収方式(NDUV)
〈特長〉
●紫外線光源には、従来の水銀ランプに代わりUV LEDを新たに採用
◎ 測定の安定性と信頼性の向上
◎ 廃棄処理が簡単で、環境保全にも貢献
●触媒を使用しないオゾン分解装置を新たに採用、環境負荷を低減(特許出願済)
●7つのレンジから、最適な測定レンジを選択可能(固定レンジ/オートレンジ選択可能)
■APHA-380
【測定成分】
メタン(CH4)、非メタン炭化水素(NMHC)、全炭化水素(THC)
【アプリケーション例】
● VOCの除害装置評価
● メタンセンサーの評価
● 触媒実験用低濃度HC測定
【測定原理】
選択燃焼式水素炎イオン化検出方式(FID)
〈特長〉
●選択燃焼方式により、CH4、NMHC、THCを同時に測定
●新設計により、本体重量を約5 kg削減(当社従来機比)
●5つのレンジから、最適な測定レンジを選択可能(固定レンジ/オートレンジ選択可能)
■APMA-380
【測定成分】
一酸化炭素(CO)
【アプリケーション例】
● COセンサーの品質管理
● バルクガス管理
● 燃焼器具排ガス測定
● 粉塵爆発監視
【測定原理】
クロスモジュレーション式非分散形赤外線吸収方式(NDIR)
〈特長〉
●補償用検出器の搭載により、共存ガスによる干渉影響を低減
●6つのレンジから、最適な測定レンジを選択可能(固定レンジ/オートレンジ 選択可能)
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