- 日々の生活で身近な「HONDA」の正式名称は、本田技研工業株式会社様です。株式会社本田技術研究所様は本田技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎氏・藤沢武夫氏が1960年、埼玉県和光市に設立しました。1979年には栃木研究所を設立。次世代の「研究開発」の領域に特化した組織です。
今回は、株式会社本田技術研究所の栃木研究所（先進技術研究所）でご活躍されている研究員、入野様にお話を伺いました。
お客様について
- 西
- はじめに先進技術研究所の役割をお聞かせください。
- 入野様
- 現在世の中にあるモノではなく、将来の製品となりうる基礎研究を起点に、試作品を作って実証検証を行っています。
次世代の技術開発や研究を行い、新しいモビリティーの提供で人、地球、社会に積極的に貢献していくことが、私たちに与えられた役割であると考えています。
- 西
- 入野様の経歴を教えていただけますか。
- 入野様
- 入社はホンダエンジニアリング株式会社（現在は本田技研工業様に統合）で、7年間在籍しました。現在の先進技術研究所に来てから8年を迎えています。
ものづくりについて
- 西
- 開発エピソードで、うれしかったこと、大変だったことはありますか。
- 入野様
- 自分たちの研究・開発してきたモノが形となり、それを外で見かけたときはやはり嬉しくなりますね。一方で、テーマを持って基礎研究をしても思った以上の成果が出なかったときは苦労しました。ゼロから生み出すことはとても大変です。しかし、だからこそうまくいったときはプロジェクトチームの皆と喜びを分かち合えるのだと思います。
- 西
- 今後のものづくりへの想いを教えてください。
- 入野様
- 「ものづくりでお客様や世界の役に立ちたい」というのはずっと変わらない想いです。HONDAという会社はお客様のために自動車だけでなく、さまざまな製品を作っています。「良いモノを創る」それはこれからも変わりません。
- 西
- 今回、どうしても聞きたかったことがあります！創業者である本田宗一郎さんへの想いを教えてください！
- 入野様
- 実は、私は本田宗一郎さんと同じ浜松市出身なんです。そんなご縁もあり、昔からHONDAに入社するのが夢でした。本田宗一郎さんの本を読んだり、製品を見たり、理念を知ったりするなかでビジョンに共感を持つようになりました。実際に入社して、私も同じビジョンを達成したいという想いがありますね。
ローランへの期待
- 西
- 最後に、今後のローランへ期待することがあれば教えてください。
- 入野様
- ローランさんは情報発信に長けていると思います。いつもさまざまな情報をいただけるので助かっています。たくさんの分析装置も導入していただいていますし、今後もぜひお願いしますね。
あと、ローラン通信のおいしいご飯屋さん情報はついつい見てしまいます（笑）こちらにも期待しています。
- 西
- この度はご多忙中お時間をいただきましてありがとうございました。今後も入野様のご研究に役立つ情報提供を行ってまいります。
